あくまきの由来
あくまきとは、奈良時代に中国から伝来した「粽子(ちまき)」が、鹿児島(薩摩)において、同じ中国から伝わった孟宗竹を用い、独特な形をした大型のあくまきに変形したと考えられます。あくまきは戦陣食としても活用され、その由来は、文禄・慶長の役にさかのぼり、当時、薩摩藩主 島津義弘公の率いる軍勢だけが、独特の工夫を凝らしたあくまきで腹を満たし、士気が大いに上がったと言い伝えられています。薩摩にとっては、なくてはならない戦陣食として活用され、日本で最後の国内戦争、西南戦争まで西郷隆盛らの薩摩藩士がそれを食し、現在でも鹿児島の食文化として色濃く残っています。また、端午の節句に男の子が強くたくましく育ってほしいとの願いから鹿児島で郷土料理として作られています。
梅木屋のあくまきは、原材料の餅米は国内産の極上肥沃餅米を使用し、木灰汁は樫の木の灰からマイナスイオン水で抽出しております。
厳選に厳選を重ねたこの原料をすべて手作業で竹の皮に包み込み竹の皮で結んでおり、6時間程、鉄釜でゆっくり煮込んでおり、すべてにおいてこだわっております。
あくまきのお召し上がり方
糸または竹の皮ひもで本品を輪切りにして、白砂糖やきな粉と塩を混ぜて「あくまき」にふりかけてお召し上がり下さい。また醤油いただけます。生ものですのでお早めにお召し上がり下さい。
原材料:もち米(国内産)、木灰汁
製造工程:1、木灰にお湯を注ぎ、木灰汁を作る。
製造工程:2、洗ったもち米をその木灰汁の中に一昼夜漬け込む。
製造工程:3、漬け込んだもち米を竹の皮で包み、釜で5時間から6時間ほど煮る。